2015年発表会の感想文がご覧になれます♪その1

2015年発表会に参加された生徒さんや保護者の方々から寄せていただいた感想文をご紹介させていただきます。

2015年の発表会も生徒さんそれぞれがソロと連弾をしました。今回の連弾は、先生ではないお相手と!ということで、ほとんどの生徒さんがお母さまと。お父さまが参加して下さった生徒さんや会社の同僚の方と連弾して下さった方など楽しい発表会になりました。

♪発表会を終えてみて          Rちゃんお母さま

 親子共々、とても充実感がありました。当初は下の子もいるし難しいと思っていたのですが、先生のあと押しもあり、やってみて本当に良かったと思いました。時間がない中でもやる気があれば、時間は作れますし、何より娘との練習した時間や発表会で連弾した思い出は、かけがえのないもので親子の絆を一層強めました。先生、ご指導本当にありがとうございました。

♪初めての発表会            Mちゃんお母さま

 親子共々緊張しましたが、心の底から発表会の空気を楽しめたと思います。日頃、ご多忙な中でこのような素敵な発表会の場をつくっていただきありがとうございました。他の方の演奏を直近で見られたことも、娘本人にとっても、とても良い刺激になったのではと思います。今後はより多くの曲にチャレンジしたいという意欲が沸いたようです。
これからも、どうかよろしくご指導の程お願い申し上げます。

♪発表会に参加して           Yくんお母さま

 今年も発表会に参加させていただきありがとうございました。元来の目立ちたがりと、又、人に褒めてもらうことの喜びとやれた!!という達成感が発表会では実感できるので、ピアノの発表会は本人にとり、これをきっかけに日ごろなまけがちな練習にも身が入り、とても良い機会になっています。発表会を乗りこえることによって、本人の技術面も精神面も成長してこられたように思います。今年は私が大好きなベートーヴェンの「月光」を弾き、今や私にも弾けないような曲を弾けるようになったことに本当に感慨深く本人の頑張りの成果でもありますがそれと共にここまで来るまでにご指導下さった先生のおかげと思いました。息子がピアノを始めたのは4才頃でした。その頃は言葉もあまりしゃべれず人とのコミュニケーションも難しく、糸の切れたタコのように走っていなくなってしまう息子でしたが、言葉がしゃべれないのにアンパンマンの歌は上手にきれいな声で歌っていました。そんな息子の歌を聞いて息子が自閉症だということを知っているピアノ講師をしている友人が「Yくんと歌ったりピアノをひいたりしてみたい」といって下さったことでピアノを始めました。はじめは先生が弾いて下さる曲を聞くこと、好きな歌を歌うことからでしたが、音楽に触れるときは、糸の切れた凧のようにいなくなるYが、歌ったり聞いたりすることができました。そこから16年、今ではベートーヴェンを弾けるようになったことは本当に奇跡のようです。~中略~
ピアノや音楽を通して、周りの人との共感・共有できる時間をもてるようになったこと、16年かけて得られた大きな収穫です。「ピアノなら任せて」と本人が自分に自信を持つことが出来る時間を作っていきたいと思います。「継続は力なり」です。ハンデがあっても継続はそれをも乗りこえさせてくれました。それには力を貸して下さった、教えて下さった先生がいたからと感謝しております。ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、私も連弾をさせていただきました。「こんな風に息子とひけるようになるなんて」とても嬉しくもありましたが、今や息子の方が上手くなってしまい、息子に合わせた連弾曲に自分が追いつくのが本当に大変でした。途中で「もうムリ」と投げ出しそうになったりもしましたが、となりでは発表会を楽しみにする息子が居り、必死で練習しました。昔、自分がやっていたときよりも練習しました。発表会当日は、私がつっかえたりしてしまうことも数多くありましたが、~略~自閉症の息子にとり「空気を読む」「人に合わせる」ということはとても困難なことです。ですが、発表会で私がつっかえたところで息子は私に合わせて弾き直してくれたりもしました。私に合わせようとしてくれていました。ピアノでのこの経験が本人が生きていく中で周りの人に状況を読んで合わせられるようになるというとても大きなステップを一段こえられたように思います。息子と私たちにとり、ピアノで得られる成果は、「弾くことができる」ということだけにとどまりません。本人の苦手なこと、障害を1つずつ乗りこえられていく過程のようなものだと思っています。なかなかこのような事は日常では用意できません。この貴重な時間をこれからも長く持っていけたらと願っています。


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